本日は、展示をよりお楽しみいただけるよう、
三国志演義では孔明の好敵手として有名な、
魏(ぎ)の軍師・司馬懿(しばい)にまつわる逸話をご紹介します。
姓は司馬(しば)、名は懿(い)、字は仲達(ちゅうたつ)。
曹操(そうそう)の出仕要請を何度も断り続けましたが、
彼に仕え、曹操の長男・曹丕(そうひ)の教育係となります。
献策を施したことでその才能を認められますが、
司馬懿のある特徴を見た曹操は司馬懿の野心に気が付き、
警戒したといいます。
それは「狼顧の相(ろうこのそう)」という、
180度首を曲げることができる特徴のことです。
狼が警戒して振り返る様をいい、猜疑心をもった狡猾な人を表します。
曹操は司馬懿の狼顧の相をみて、
「こいつはただ者ではない!臣下におさまっている器ではないぞ!」
と、司馬懿の用心深さの裏にある野心に気が付いたのです。
曹操は司馬懿を警戒するように、長男・曹丕に忠告しましたが、
自分の教育係である司馬懿を疑うことができず、
亡くなる前に兵権を与えてしまいました。
曹操・曹丕・曹叡の三代に仕えた後、
司馬懿は曹家の魏を滅ぼすクーデターを起こします。
そうして司馬懿の死後、司馬懿の孫・司馬炎が晋を建国し、
三国時代は終焉しました。
なので、晋建国のきっかけを作った司馬懿は
「悪者」「野心家」というイメージが強いようです。
さて、人形劇「三国志」の司馬懿はこんな感じです。
孔明とは対照的に、“ちょっとずる賢い表情”に見えますね…
司馬懿の顔には「鷹」のように目が横に動くカラクリと、
眉が眉間を中心に上下に動くものがあります。
当館へお越しの際は、是非この表情もお楽しみください🌸
筆:!(^^)!
]]>春の訪れも近いのかなぁと感じる今日この頃。
先日、とある所からいただいたお知らせの中に、一筆箋が入っていました。
メールやLINEであらゆることが伝達される昨今。
手書きで何かを伝えるのは、電話を受けたメモくらい…?✍
でも贈り物や何かのご案内をいただいた時に、手書きで一言添えられていると嬉しいものですよね。
そんなシーンにぜひお使いいただきたいのが、「三国志一筆箋」!
カラーは4色あり、孔明と貂蝉がワンポイント。
黄土色と緑は孔明のデザインで、知的な感じが爽やかな印象✨
ピンクと紫は貂蝉が華やかさ🌸を演出してくれています。
テレビで見ていた世代の方は、「おや?!」👀✨と注目してくれること間違いなし!
罫線が入っているので書きやすく、ビジネスシーンや私信に使えます!
お手頃価格でお土産にも最適!
ご自分用、プレゼント用にいかがでしょうか。
三国志一筆箋 各種¥370-
当館だけのオリジナル商品です。
ご来館の際には、ぜひ手に取ってご覧ください!
筆:(*‘◇‘)
]]>川本喜八郎作品集 収録 『火宅』 1979年 (19分)
摂津の国生田の里を訪れた旅の僧は、
求め塚と言われる古い塚に立ち寄ります。
するとそこに娘が現れ、塚に葬られている「莵名日処女(うないおとめ)」という
女性の悲劇について語り始めます…
絵巻物をみているかのような、平面的な広がりを意図した「道成寺」に対して、
「火宅」では画面の手前から奥、奥から手前への広がりを強調しています。
日程の詳細はこちら↓
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3月の定時上映作品 『火宅』(19分)
【時間】?11:00〜 ?14:00〜
【場所】当館2F映像ホール
※アニメーションの観賞は無料です。
※上映時間・内容は変更する場合があります。ご了承ください。
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]]>早いもので、当館の新しい展示が始まり早3週間が経とうとしています。
今回は、お越しになったらぜひ注目して欲しい 推しキャラクターをご紹介します。
◯実は今回が初めての展示です! 鎧姿の源頼朝
この鎧は、鎌倉時代の大鎧(おおよろい)を参考に作られています。
武士の中でも身分が上の人が身に付けていました。
平安・鎌倉時代の戦の主流であった、
馬上から弓を射る騎射戦に対応すべく作られました。
重量はありますが、弓矢からの防御力は高いです。
本来の大鎧の特徴として、鎧の胴の前面についている、
右胸の栴檀板(せんだんいた)は、弓や刀を振るいやすいようにできています。
一方で、左胸の鳩尾板(きゅうびいた)は急所の心臓に近いため、
鉄でつくられています。
私がこの鎧で特に好きなのが左手につけている篭手(こて)です。
赤と黒の2色が鮮やかで、とてもかっこいいです(´∀`)
頼朝のように大鎧を着る上流階級の武士が左手にだけこの篭手ををつけています。
生で見ると精巧に作られているのがよーく分かるので、是非ご覧ください。
筆(◎_◎;)
]]>冬の団欒はこたつでみかん…これで決まり!
みかんと言えば、三国志ファンの皆さんなら
横山光輝の漫画「三国志」の名フレーズ
「温州蜜柑でございます」(単行本37巻「奇怪な老人」)…がすぐに頭に浮かぶでしょう。
魏王曹操と妖術使い左慈との出会いのエピソードにこの温州蜜柑が登場します。
ご存知でない方に簡単にあらすじを…
合肥の戦いで漢中を平定した曹操は魏王となり、
魏王宮の完成祝いに特産品を献上するよう各州に通達を出します。
そこで呉の孫権は、天下美味と名高い温州蜜柑を献上品として都へ送ります。
都へ向かう途中、謎の老人(左慈)が現れ、
重い荷をいとも軽々と運び、周囲を唖然とさせます。
こうして都に届いた温州みかん。これを曹操に差し出す際の召使のセリフが
「温州蜜柑でございます」なのです。
この後曹操がみかんの皮を剥くと、何故か中身が入っていません。
実はそれは、道中に現れた謎の老人左慈という妖術使いの仕業で、
蜜柑の中身を消してしまった…という訳です。
ここでの左慈は単なる召使、モブキャラとして登場しますが、
曹操は左慈の様々な妖術に翻弄され遂には病に臥せってしまいます。
漫画「三国志」の左慈は曹操の困った様子を楽しんでいるような、
どことなく遊び心というか茶目っ気を感じさせます。
一方、人形劇の左慈は目から妖しい赤い光を放ったり、
張飛に乗り移って孔明を殺そうとするなど、
不気味で恐ろしい存在として描かれています。
この描かれ方の違い、面白いですね。
さてこの左慈、今回の展示替えで当館では1年振りのお目見えとなります。
皆さん、是非左慈に会いに来てください。
筆:(。◕ˇдˇ◕。)/
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寒さに負けないように、気分を盛り上げていきましょう!
さてさて、2月初めの話題は…
1月31日〜2月2日にかけて行われた「展示替え」についてです。
人形劇三国志の展示は
「赤壁の戦い」から「三国鼎立から秋風五丈原」へとテーマが変わり、
平家物語のテーマも一新されました。
今年一年、私達を楽しませてくれた人形達は、ケースから取り出され、
川本プロのスタッフによって丁寧に補修されました。
一年間の汚れやほこりが溜まったガラスケースもスタッフ全員でピカピカに磨きました。
こちらは修繕待ちの人形たちです。
そしてそして、…年間パスポート購入者特典の「展示替えツアー」を開催!
人形が保管されている収蔵庫の見学や、養生体験、人形と写真撮影などなど、
計6名の方にご参加いただきました。ありがとうございました!
源頼朝に衣装を着せる様子↓
今回、展示替えツアーで養生した人形は、人形劇『三国志』紳々・竜々でした。
さあ、展示替えも無事に終わり、2月3日から新展示が始まりました。
人形、そしてスタッフも皆様のご来館を心よりお待ちしております🌸
随時、当館のブログ、X(旧Twitter)で人形に関する話題をアップしていますので、
そちらも合わせてお楽しみください!
筆:(^^)/
]]>川本喜八郎作品集 収録 『鬼』 1972年 (8分)
不幸な人生を送った老女が鬼に変化し我が子を襲う…という怪談です。
今昔物語の中の「猟師の母鬼なりて子を噉はむと擬するもがたり」
に着想を得て作られました。
8分間の作品の中には、文楽のカシラつくりや、蒔絵で描かれた背景など、
日本の美術様式が結集しています。
是非ご覧ください!
日程の詳細はこちら↓
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2月の定時上映作品 『鬼』(8分)
【時間】?11:00〜 ?14:00〜
【場所】当館2F映像ホール
※アニメーションの観賞は無料です。
※上映時間・内容は変更する場合があります。ご了承ください。
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]]>みなさーん こんにちは
ここ数日でより一層寒くなって、カイロ等が欲しくなってくる今日この頃です(^o^)丿
さて、当館には常設展アンケートがあります。その中に、
「三国志、平家物語の人形の展示の中でお気に入りのキャラクターはありましたか?」
という項目があります。
今回は、投票数が多かったキャラクタートップ3を発表します。 投票総数160票
3位 関羽雲長 27票(三国志より)
関羽はとても仁義に厚い人物です。
戦場の中では優れた槍の腕前を持ち、また学問にも精通していたまさに文武両道の武将です。
その槍は青龍偃月刀という関羽が愛用していた武器です。
関羽は横浜中華街にある横浜関帝廟に商売、学問の神様として祀られています。
ちなみに………関帝廟で願いを込めて作られた、期間限定販売の関羽チケットが、
現在販売中です(^_^.)
商売繁盛や学業成就にもってこいなので、来館の記念にいかがでしょうか。
【販売期間 2024年3月31(日)まで】
2位 曹操孟徳 30票(三国志より)
三国志に出てくる魏の国を統率する人物で、三国志演義では悪役として描かれていますが、
彼自身は優れた政治家と言われており、その戦略は非常に素晴らしいです。
またリーダーシップ能力の高さは尊敬され、
曹操は身分や立場を問わずに優秀な人材を集めていました。
当館で展示している曹操の衣装は赤地の戦袍の上から金色の鎧を付けています。
まさしくリーダーの風格がありますね〜
そしてそして見事1位に輝いたのは…………
👑1位 諸葛亮孔明 53票(三国志より)
三国志演義の主人公の劉備玄徳に仕えた天才軍師、諸葛亮孔明が1位となりました!
彼は多くの戦いで優れた戦略を立て、常に先を見越した数々の策には驚かされるばかりです。
孔明のかしら(顔)は、川本が4回作り直しました。
4回目のかしらを衣装に合わせた時、「私が孔明だ」と川本に語り掛けて来たそうです。
完成したのは、撮影が始まる前日で、川本の努力と苦労あってこその最高傑作です。
この黒の衣装は孔明が初登場してから物語の中盤まで、終盤に入ってくると白が基調となります。
以上、人気キャラクタートップ3の発表でした。
当館では、まだまだ魅力あふれる人形をたくさん展示しています。
現在の「赤壁の戦い」の展示は1月30日(火)までなので、
残り数日となりますが、どうぞご覧ください。
]]>
ということで、本日は赤壁の戦いから登場した
ある天才軍師について、三国志演義を参考にお話します。
三国志の主人公・劉備玄徳には2人の有能な軍師がいました。
1人は諸葛孔明、もう一人は龐統士元です。
孔明と並び称された龐統ですが、
以外にも若い頃は、周りからその才能を評価される事はなかったそうです。
龐統の才能を真っ先に見抜いた人物鑑定人・司馬徽こと水鏡先生は、
「優れた能力を持ちながら世間に未だ知られていない人物」
という意味で、龐統の事を「鳳雛」と呼びました。
そのことがきっかけで龐統の名は有名になったようですが、
なぜ、龐統の才能は評価されなかったのでしょうか…?
なんと、原因は「人と比べて容姿が醜かったこと」という説があります。
あの孫権や劉備も、龐統の身なりが良くないことから、
その才能を見抜けなかったのだとか…
人形劇三国志の龐統はこんな感じです。↓
でも龐統からすると、
「自分の見た目だけで判断するような奴は大したやつではない」
という、人を試すような考えもあったのかもしれません。
後に劉備は龐統の仕事ぶりや、孔明からの口添えでその才能に気が付いたようですが、
「聖人君子」のイメージが強い劉備も、
外見で判断することがあるのか…と、個人的にちょっと驚きです。
イケメンではなかった龐統ですが、
孔明と同じ役職である、軍師中老将となってからは
軍略面以外にも、人材育成能力で劉備を支えました。
しかも、益州攻略で龐統の策を実行したことでスムーズに
入蜀を果たすことができ、劉備念願の天下三分の計を実現することが出来ました。
龐統は、劉備が入蜀するのを見ずに命を落としてしまいますが、
劉備と孔明にとって、頼もしい存在であったことは間違いないと思います。
今回の展示では龐統が手を振っています。
2023年1月に龐統の声優・三谷昇さんがお亡くなりになったので、
さよならの意味を込めてこのポーズにしています。
もうすぐこの龐統も見納めです。是非足をお運びください!
筆:(^^)/
]]>こんな時に食べたくなるのがほかほかの中華まん…。
身を切るような寒さの中で食べるのは、たまりませんなぁ…。
さて、皆さん中華まんを考案したのは誰かご存知ですか?
炎の料理人 周富徳?… いやいや…
我らが諸葛亮孔明と言われています。
彼は三国志一の軍師であると同時に、優秀な発明家でもあります。
孔明は南征の帰途、大雨で氾濫する川に足止めをされてしまいます。
そこで村人から氾濫を鎮めるため、
人の生首を捧げる習わしがあると言う話を耳にします。
戦乱で大勢の人命が失われる中、
これ以上尊い命を犠牲にしてはならないと考えた孔明は、
小麦粉で煉った皮の中に羊や豚の肉を入れて蒸したマントウ(饅頭)を
生首に見立てて川に投げ込みました。
すると氾濫は収まり、無事に帰還した…という逸話から、
孔明が中華まんの考案者と言われています。
マントウを生首に見立てるなんて見事なアイデアですね。
大寒が過ぎると暦の上では立春ですが、春の訪れはもう少し先になりそうです。
まだまだ、ほかほかの中華まんを楽しめそうですね。
]]>
ご来館を予定されている方はご注意ください。
*******臨時休館*******
2024年1月31日(水)〜2月2日(金)
*****第30回常設展示*****
2024年2月3日(土)〜12月24日(火)
なんと、今度の新常設展は30回目の節目を迎えます。
川本喜八郎の代表作でおなじみ、人形劇『三国志』の展示は、
「三国鼎立から五丈原の戦い」までに活躍した人形達、
加えて人形歴史スペクタクル『平家物語』は当館初展示の人形が登場します。
人形美術家の川本がこだわりを尽くした人形達が展示される
新常設展示は2月3日(土)からです!お楽しみに!!
]]>本日、1月11日は…川本喜八郎の誕生日。
今年で生誕99年目、なんと来年、生誕100周年を迎えます。
お誕生日といえば、ケーキでお祝いするのが一般的ですが、
川本は甘党で、「和泉庄」のきんつばが大のお気に入りでしたので
あえて、今回の誕生祝を和菓子にしてみました。
川本先生、はたして喜んでくれるでしょうか。
川本美術館から和菓子屋「和泉庄」までは徒歩4分ほど。
文政元年(1818年)に創業した、歴史ある和菓子屋です。
数ある和菓子の中でも、創業当時から伝統の味を守り続けている「名代大きんつば」は、
和泉庄を代表する御菓子です。
川本が飯田に来たときは、必ず購入するほどお気に入りだったそうです。
そしてなんと…
ロシアのアニメーション作家、ユーリ・ノルシュテインさんも来ていました!
お店の方にサインを見せて頂きました。
店内に入ると、おいしそうな和菓子、そして
人形劇「三国志」のフィギュアたちがお出迎えしてくれました。
こちらの「落雁三国志」は、
和泉庄と川本がコラボレーションした逸品。
箱にある「三国志」の文字は川本が自筆したものです。
和泉庄のHPには、川本の温かい人柄が垣間見れる、
ほっこりエピソードが載っています。
落雁三国志は当館でも販売中ですので、是非ご賞味ください🌟
↓和泉庄HP
お問い合わせ | 和泉庄(いづしょう) 一子相伝の手造りの味「名代大きんつば」を守りつくり続けて二百余年 (izusho.com)
筆:(^^)/
]]>なんとなんと、NHKBSプレミアム4Kで
人形歴史スペクタクル平家物語が再放送されます。
朝早くからの放送なので、録画をしてゆっくり見るのもおススメです。
人形歴史スペクタクル平家物語の再放送日程はこちら!
●1月9日(火) 午前2:00〜4:00 第一部 青雲 (各話20分)
(1)「我が父は誰ぞ」
(2)「めぐりあい」
(3)「神輿(みこし)を射落せ」
(4)「動乱の序曲」
(5)「骨肉あい食(は)む」
(6)「戦火の果てに」
●1月10日(水) 午前2:00〜4:00 第一部 青雲 (各話20分)
(7)「清盛の危機」
(8)「源平決戦」
(9)「六波羅の春」
(10)「清盛をめぐる女たち」
(11)「不死鳥源氏」
(12)「清盛の野望」
●1月11日(木) 午前2:00〜4:00 第二部 栄華 (各話20分)
(1)「源氏の御曹司たち」
(2)「鹿ヶ谷の陰謀」
(3)「皇子誕生」
(4)「夕花」
(5)「五条大橋」
(6)「源氏旗揚げ」
●1月12日(金) 午前2:00〜4:00 第二部 栄華 (各話20分)
(7)「決戦前夜」
(8)「黄瀬川の兄弟」
(9)「崩れ去る夢」
(10)「大仏炎上」
(11)「義仲をめぐる女たち」
(12)「清盛死す」
●1月13日(土) 午前2:03〜4:00 第三部 乱 (各話20分)
(1)「戦場の虹」
(2)「惨!倶利伽羅峠」
(3)「むざんやな斉藤実盛」
(4)「六波羅焼亡」
(5)「平家都落ち」
(6)「義仲上洛」
●1月14日(月) 午前2:00〜3:57 第三部 乱 (各話20分)
(7)「木曽軍狼藉」
(8)「朝日将軍」
(9)「和睦への夢」
(10)「哀れ冬姫」
(11)「決戦・義仲対義経」
(12)「落日粟津ヶ原」
●1月16日(火) 午前2:10〜3:48 第四部 流転 (各話20分)
(1)「母・常盤の行方」
(2)「義経と弁慶」
(3)「経正と敦盛」
(4)「再会・義経と静」
(5)「神器はいずこ」
詳しい日程はこちらをご覧下さい。↓
]]>1月2日の特別開館では、多くの方にご来館いただき、ありがとうございました。
飯田に帰り、また遠方へ向かうみなさんへ、
当館からステキなグッズのご案内です!
本日は、飯田の特産品にちなんだ商品をご紹介!
こちらはお正月の縁起物、獅子舞の獅子頭と今年の干支・龍(辰)の指人形です。
実はこれ、水引で作られているんです!
水引と言えば飯田、飯田と言えば水引!
国内の水引生産量の約70%を飯田産が占めているのです。
水引と言ってもピンとこない人もいるかも知れませんが、意外と目にする機会は多いもの。
例えば慶弔用の熨斗袋に使われていますし、
力士の元結からお正月飾りなんかにも使われています。
昔の飯田下伊那地域では、紙の原料となる楮(こうぞ)が豊富に栽培され、
きれいな水と温暖な気候、内陸の乾燥した風が良質な紙の生産へと繋がったそうです。
飯田水引は1998年開催の長野パラリンピックの際に、
月桂樹の冠となって入賞者に授与されたこともあり、
今やひとつのブランドとなっているのです!
当館のグッズ売場では、飯田の水引工芸品も扱っています☝
根付はカバンなんかに付けると可愛い🌸ですし、
ブローチはプレゼントのリボン🎀に添えるとワンポイントになりますよ♡
種類もたくさんありますので、飯田のお土産にどうぞ!
水引は、『平家物語』の人形の鎧にも使われているのです。
胸元に紅白の水引が2本、見えますよね。
ご来館の際は、ぜひ細部✨までご覧になってください!
*****展示替えに伴う臨時休館*****
2024年1月31日(水)〜2月2日(金)
※新展示は2月3日(土)からご覧いただけます。
筆:(*‘◇‘)
]]>今年もどうぞ川本喜八郎人形美術館をよろしくお願いします。
さて、1月の定時上映作品は…
川本喜八郎作品集 収録 『花折り』 1968年 (14分)
1968年に制作された川本の記念すべき自主制作第一号の作品で、
京都壬生寺に伝わる壬生狂言の「花折り」を基にしています。
大名と太郎冠者、そして小坊主と住職が織りなす、
桜をめぐる珍騒動を描いたお話です。
背景は桃山時代の障壁画に倣い、
それを下に引き、人形を置いて撮影しています。
実際に使われた人形を展示しておりますので、
是非、映像と合わせてご覧ください。
日程の詳細はこちら↓
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1月の定時上映作品 『花折り』(14分)
【時間】?11:00〜 ?14:00〜
【場所】当館2F映像ホール
※アニメーションの観賞は無料です。
※上映時間・内容は変更する場合があります。ご了承ください。
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