飯田市川本喜八郎人形美術館 | お知らせ

長野県南信州、「人形劇のまち」の飯田市にある観光美術館、川本喜八郎人形美術館から様々な情報を発信します。
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220年のできごと 蜀に仕えた忠義の人

新緑の色が目に鮮やかな季節になりました。

りんごの花も、そろそろ終わりを迎えます。

 

さて、2020年から遡ること1800年。

西暦220年は三国志を語る上で欠かすことのできない大きなできごとが、たくさんありました。

ちょうど1800年前に起こったできごとを少し、振り返ってみましょう。

 

220年に起こった大きなできごとと言えば、蜀に仕えた名将関羽の死です。

黄巾の乱以降、劉備に付き従い、義兄弟の契りを交わした関羽の死をきっかけに、

蜀の運命は大きく変わってしまいました。

 

関羽と言えば、トレードマークは長い髭ですよね。

美髯公とも呼ばれていたとか。

劉備、張飛とともに義兄弟の契りを結ぶシーン、「桃園の誓い」は、物語の中でも有名な場面です。

関羽の忠義を尽くす姿勢と比類なき武勇は、他国の将からも絶賛されていました。

 

『三国志演義』では、身の丈9尺(当時の尺度で約216僉法髭の長さは2尺(約48僉法

熟した棗(なつめ)のような肌と形容される紅い顔をしていたそうです。

この赤い顔という特徴は、中国の古典演劇「京劇」のなかでも再現されています。

18世紀以降の北京で盛んになり、北京の京を取って京劇と言うそうです。

京劇は歌、セリフ、舞踊、立ち回りなどで物語が進み、甲高い声と独特の隈取(くまどり)が特徴です。

京劇では三国志が演じられることもあり、関羽も登場します。

京劇の関羽は「紅生」という役にあたり、棗色だったという肌を再現し、

顔全体が真っ赤に塗られ、黒い隈取で登場します。

赤い色にはほかにも「忠実で勇敢、男気に富む」「忠義の色」という意味があるそうで、

まさに関羽を表現した色とも言えますね。

逆に白い色は「陰険で腹黒い」などの意味があり、三国志では曹操がこの色にあたるそうです。

関羽を演じる役者は、隈取を描く際、意図的に黒子や黒い線を書き足すのだそうです。

これは完璧な隈取になることを避け、

神様として祭られる存在となった関帝そのものではない、という意味があるのだそうです。

何事も完璧が過ぎると「魔が差す」ともいいますからね。

 

人形劇三国志では、曹操は白い肌、関羽は赤味がかった肌に作られています。

こうした伝統芸能との共通点を知ってから人形を見てみると、

また違った発見や想いが生まれるかも知れませんね。

 

今回は関羽のぬり絵も一緒に公開します。

着物の柄や色は全て皆さんのお好みで塗っていただけます。

ぜひ挑戦してみてください!

 

 

 

 

2020.05.18 Monday | お知らせ
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